カンヌ、ヴェネチア国際映画祭の戦友・若ちゃん

 今日は番外編で、私が勝手にカンヌ、ヴェネチア国際映画祭の戦友だと思っているカメラマンの

若山和子さんをご紹介。谷根千のカフェand写真館ケープルヴィルのオーナーも務めています。旅と映画をテーマにしたサイト「goo映画」で取材させていただきました。

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  オーナーはカンヌ公認写真家! 古民家カフェ&写真館「ケープルヴィル」でフランス気分

 

 戦友というのは、ちょうど私と若山さんがカンヌ国際映画祭に通い始めたのがほぼ同じ頃。記事の中で、当時、あのレッドカーペットのカメラマン席にアジア人はおらず、若山さんが主張をしてようやく許可を得られたと語っていますが、カンヌのような大きな映画祭は長年通い続けて、実績を作って、ようやく認めてくれると言いますか、こちらの要望を聞いてもらえるようなところがあります。

その代わり一度受け入れてくれたら、私のように新聞社を辞めてフリーになろうが、変わらず対応してくれるのが嬉しい。日本だったらぶっちゃけ、新聞社を辞めた時点で試写状すら来なくなっちゃいますけどね。そういう意味で若山さんは、カンヌ国際映画祭での日本人カメラマンの道を切り拓いた

方であります。

 もう一つ戦友だと思うのが、夜の公式上映が終わって、ようやく食事にありつける!と馴染みの中華料理店へ行くと、大概、同じ取材をしていた若山さんをはじめとするカメラマン集団と遭遇。特にベネチア国際映画祭では、リド島で深夜まで営業しているのはその中華料理店ぐらいしかないので、

逢う確率は高し。ビールやワイン片手にほっとして一息つきながら「お疲れ!」と、労いあったものです。

 その頃、若山さんには小さな娘さんが2人。映画祭期間中は親戚宅に子供を預け、よくTV電話で「おやすみ」の挨拶をしていました。カンヌ国際映画祭終了後のカンヌ駅では、大きな荷物を抱えた若山さんとバッタリ。「今から娘たちを迎えに行くの!」と、慌てて電車に乗り込むところを見送ったことも。子育てしながら過酷な映画祭取材をこなすなんて、そのバイタリティーにただただ尊敬。

 2人の娘さんたちも今や成長し、長女の海咲ちゃんはたまにカフェでアルバイトをしているそうです。ちょうど取材中に愛犬を連れてやってきて、思わず「大きくなったねー」と声をかけてしまい、海咲ちゃんはキョトン。私、若ちゃんのテレビ電話越しでしか会ったことないやんけ💦

 そんな若ちゃんが営むケープルヴィルは、外国人で賑わうSAKURA HOTEL日暮里の斜め前。

フランス国旗が目印です。

 あぁ、考えたら去年の今頃は、アヌシー国際アニメーション映画祭に向かう準備をしてたじゃないか。恋しや、アヌシーの澄んだ空気の中で味わうキンと冷えた白ワインとチーズ! 

 当分、おフランスも行けないし。若ちゃんのお店で、癒してもらおうっと。

 



中山治美の”世界中でかき捨てた恥を回収す”

映画ジャーナリストの中山治美です。 1991年に初の海外旅行でケニアを旅して以来、仕事やプライベートで随分とあちこち旅してきました。 でも齢50歳を超えて体力的に限界が……。 そろそろ終活⁉︎と思い、 記録に残すことにしました。 2024年4月からは下記で更新。 https://ameblo.jp/haruminakayama-555/

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