映画『Maelstrom』でユニバーサルな社会とは?を考える③日本編

  東京は今、建築ラッシュ。

 昨日も激変する渋谷を歩きながら、案内表示がないよ〜。

あっても行き先の目安となるビルの名前が全部新しくなっているから、さっぱりワケ分からんよ〜。

連絡通路で東西が繋がったとはいえ、上がったり下がったりしなきゃならなくて、靭帯損傷で膝痛に耐えながらあっちに行ったり、こっちに行ったり。

エレベーターや多機能トイレの位置も、フロアの端っこの方で、とりあえず付けました!って感じで、全く当事者の視点が抜けてんだよなぁ。

と、ぶちぶち文句を言いながら歩いていました。

そんな時に見つけたのが、ろうの俳優で、映画『月』にも出演している長井恵里さんの投稿です。

(個人的には『月』よりも、長井さん主演・今井ミカ監督『虹色の朝が来るまで』を見ていただきたい。傑作です!)


素晴らしい!

まさにコレ。

国を代表する劇場を作るのであれば、ちゃんと当事者の声を聞いて作ってくださいよ!という訴えです。

 誰もや利用しやすい場所が増えると、街が、人が変わる。

 それをいち早くユニバーサルシアターを実践したシネマ・チュプキ・タバタの例があるので、ぜひご参考に。

⚫️目や耳が不自由な方も赤ちゃん連れもウェルカム! 日本で一番優しい映画館「シネマ・チュプキ・タバタ」

 シネマ・チュプキ・タバタのある駅下仲町通り商店街は、少し前までシャッターが閉まっている店舗が多かったのですが、「9 Hamburger & Dining Bar」が出来たり、訪れるたびにお店が新規オープンし、商店街に活気が出てきたように思います。

 ぜひ一度、足を運んでみてください。

中山治美の”世界中でかき捨てた恥を回収す”

映画ジャーナリストの中山治美です。 1991年に初の海外旅行でケニアを旅して以来、仕事やプライベートで随分とあちこち旅してきました。 でも齢50歳を超えて体力的に限界が……。 そろそろ終活⁉︎と思い、 記録に残すことにしました。 2024年4月からは下記で更新。 https://ameblo.jp/haruminakayama-555/

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